「今のシングにない風を起こしたい」。2022年度新卒・久保田直樹

久保田直樹
Assistant Producer|2022年度新卒

今回は2022年度に入社した新卒3名のうち、久保田直樹さんに1年間体験したインターンについて、そしてシングメディアについてインタビューを実施。率直な思いを語ってもらいました。

偏差値35から国立大へ

プロデューサー志望で入社しました、久保田直樹です。出身は宇都宮です。

小さいころから親が教育熱心で塾や習い事を複数やらされていたんですが、それが嫌で、「サボりたい」「親の目から離れたい」という気持ちがどんどん強くなっていき、マンガやサブカルチャーなどに触れていくようになりました。

そんな中で高校は進学校と呼ばれるところへ入学。親の期待を背負いつつも、高校生になり自我が芽生えたことによってサボり癖が発症。塾へ行くフリをして友達と遊ぶ、みたいな生活を送っていました。その結果、学力が大きく低下。偏差値は35くらいになっていました。

不本意ながら金沢のとある大学へ進学したんですが、それが大きな転換期に。「何で俺は勉強しなかったんだ」とすごく落ち込みましたね。ただその反面、音楽や映像に触れる機会も多くなっていました。そこで一度立ち止まり、大学を辞めて浪人を決意。1年間めちゃくちゃ勉強して、国立の埼玉大学に入学し直しました。

埼玉大学では広告研究会に入り、ミスコンの運営とフリーペーパーの制作に携わることに。そこで自分でPR映像を作ったりフリーペーパーを作ったりしていく中で、何かを作ることの楽しさを発見し、映像業界を目指すことに決めました。

インターンのきっかけはシングメディアが手掛けたドキュメンタリー

映像制作の道を志しながらも、自分はCMがあんまり好きじゃないなと思ったんです。MVとかWeb CMとかの予算の少なさもわかった上で、自分は商品じゃなくて人にフォーカスしたものを作りたいなと。今のCMではできていないことをやりたいなと思ったんです。そう考えながらも、大手の制作会社をいろいろ受けたんですが、やっぱり自分のそういう思いが伝わってしまったようでうまくいかず。

そこでリクルート系のサイトに載っていない会社を探して応募しようと思い、「映像 制作会社」でいろいろ検索していたら、シングメディアにたどり着いたんです。シングメディアではドキュメンタリーもMVも何でもやっているし、ベンチャーだったら自分がやりたいことも実現できそうだと思って応募しました。

一番の決め手は自分がやりたかった「企業のドキュメンタリー」をやっていたことですね。掲載されている記事とかも読んで、「ここだ!」と思ったんです。

今日を彩るボイスメディア「Voicy」の企業CMを制作しました。【勝手にCMギブ#001】

映像を作るのがしんどいってことはよくわかっているんですけど、やらない後悔よりはやった後悔のほうがいいと思ってこの業界、シングメディアに入りました。

インターンでクライアントの喜ぶ顔を見て感激

インターンをしてみて、映像制作ってやっぱり泥臭いんだなというのは思いましたね。それはインターンをする前からわかっているつもりだったんですけど、実際に経験すると、しんどいなと思うこともありました。

でも配信とかでクライアントがめちゃめちゃ喜んでいるのを見たりすると、「ああ、俺、こんなに喜んでもらえるところにいた」「こんなに喜んでもらえる仕事に携わったんだ」と思えて、自分の中ではすごくアガりました。

想像通り体力的にしんどかったけれど映像が好きという思いは変わらず

変わったことは、責任感が芽生えたことですね。大学生って、責任のないバイトしかしないじゃないですか。自分も居酒屋とかコールセンターとかでバイトしていましたが、それがインターンをやってみて、全然違うなと。自分が1回トチるとすべてが終わるという経験をしたことで、急に社会人としての責任感が芽生えた気がします。

インターン中は配信メインでやっていたんですが、配信は本番の1回きりしかなくて、そのときに「俺がここを2回タップしたら事故る!」みたいな感じで、責任がとにかく大きかったです。

ちなみに配信は脳みそを使うというより体力を使う仕事で、思ったより自分に体力があったということにも気付きました。

インターンをしてみて変わらなかったこと、想像通りだったことは、やっぱり体力的にしんどかったけれど、映像自体は好きなままだったということです。むしろ、「自分はこういうのが作りたいな」というのがより明確になっていった感じがします。

プロの中に入って仕事をすることで自分の無力さを実感

得たことは、さっき言った責任感と、自分の力のなさへの実感ですね。学生時代は自分でいろいろ回せたし、仕切れたし、ちゃんと結果を出せたと思っているんですけど、インターンをしてみてプロの中に入ったら、良くも悪くも自分の無力さを実感しました。学生時代にはよくできていたと思っていたことも、今思えば全然ダメだなと。

期待と違ったことは、もっと人とのつながりとかがバーッと広がっていくイメージだったんですが、そんなことはなく、ほかの仕事とあまり変わらないんだなと思いました。

スキンヘッドに金髪……シングメディア社員の見た目に衝撃

インターンを経てというより、面談に行ったときに衝撃的だったのは、みなさんの見た目ですね。

面談に行ったら、まずスキンヘッドの人がいて、次に金髪の人が「社長です」って言ってきて、その横でずっとタバコをぷかぷかしている人がプロデューサーだって聞いて。正直、「何なんだ、この会社は! 大丈夫か?」と思いました。かしこまった感じよりは全然よかったんですが……。

でもその反面、「俺でもここならやっていけそうだな」「自分の素を出せそうだな」とも思いました。それに、しゃべっているうちに「ここに入社したいかも! ここだ!」と思えたんです。

入社前からいろんなプロデューサー像を見られるのはインターンのメリット

入社前に、「ここ準備しとかなきゃ俺の人生詰むかも」みたいなこと、社会に出る上で必要なことを考えられるのはメリットかなと思います。

シングメディアに限って言えば、ほかの会社だったら規模が大きい場合、インターンしていても上司や先輩となかなか会えないこともあると思うんですが、シングメディアならプロデューサーの人手が足りないところにインターンの時期からパっと入れたりするので、いろんなプロデューサー像や特性を見られるのがメリットだと思います。

デメリットはそんなになかったですね。休みも自分で調整できたし、時間がなくなるという感覚もあんまりなかったです。

インターン中は思考停止になるな!

もう1回インターンをやるとしたら、何を意識する?

思考停止したまま仕事をやるのをやめたほうがいいなと思います。もうちょっと、「何でこの人はここをこうやろうと思ったんだろう?」とかいうのを考えながらやったほうがよかったなと思いました。今、それを痛感しています。

「何でこれをやらなきゃいけないんだろう?」っていうのが今、多くて。もっとインターンのうちから制作の人とかプロデューサーの人とかが何を考えて決定を下しているのかを意識しながら働いたほうがよかったなと思っています。

あともっといっぱいご飯に連れて行ってもらえばよかったなっていうのも思います。バカみたいに、「飲みましょうよ~」とか言っておけばよかったなって。

シングメディアのビジョンは熱くて大好き!

シングメディアのパーパス「常に夢中を創造する挑戦者でいよう」についてどう思う?

熱いなぁと思います。少年ジャンプ育ちなので、こういう熱いの大好きなんですよ。

俺も挑戦者でいられるかって言われたら難しい部分もあって、失敗を怖れてコーンフレーク人間になっちゃう自分もいるんですけど。その中でもどっか早くできることを見つけて、今のシングにない風を起こしたいな、会社に貢献していけたらいいなと思っています。

シングメディアのミッションである「2025年までに、映像制作業界の仕組みと働き方のニュースタンダードを作り、渋谷最強の映像カンパニーとなる」についてはどう思う?

それはやりましょう、としか思えないです。難しいけれど、新しいスタンダードを作ったところがその後、その業界を制すると思うので、俺も絶対携わっていきたいし、それが大きな経験になると思っています。

プロデューサーも人間なんだなと実感

シングメディアの第一印象と今の印象は?

最初から自分の肌に合う人たちだな、一緒にいても話しやすいしご飯に行っても楽しい人たちなんだろうなって思っていましたが、それは今も変わらないです。実際に一緒にしゃべっていてもご飯に行っても楽しいし、自分にとって落ち着ける場所だなと思っています。

いい意味で変わった印象というのは、最初はみんな大手制作会社出身で、ゴリゴリの制作をやってきた人たちだから、どこかで折れる人、ダメだってなる新卒に対して冷たい部分があるんじゃないかなと思っていたんですが、実際にはそうじゃなかったというところです。「あれ? この人たちみんな優しいぞ」と。みんなちゃんと考えてくれているんだなっていうのを最近すごい感じます。

だから俺ももっと頑張ってちゃんと恩返ししなきゃなって、いい方向に転換されました。それはいい意味で印象が変わったなっていうところです。プロデューサーもみんな鋼鉄の心を持っているようで、いろいろ悩んで経験してきた人間なんだなと思いました。

シングメディアのクレドで好きなのは「エクストリームギーク」

シングメディアのクレドの中で好きなものは?

「エクストリームギーク」「King of 好奇心」です。それが仕事を楽しみながらやるコツなのかなとも思うし、このシングメディアにとって一番大切なことかなとも思っています。特に自分の好きなことをこれから掘り下げていきたいなと思っているので。

俺はファッション王になる!

1年後の自分に一言

シングメディアで一番おしゃれなヤツになりたいです。服が好きなので、「ファッション王になる」と宣言しておきます。

シングメディアで一番おしゃれなヤツになって、現場で一番おしゃれなヤツになれば、何か話が発展するだろうなっていうのもあるし、まずはVJで1本仕事を取りたいっていうのがあります。「いつもかっこいいね!」って言われるようになって、センスのいい人って認識してもらえるようになり、それが仕事にもつながればいいなと。

服をいっぱい買って、ライブにもいっぱい行きたいです。ワークハードプレイハードで、たくさん遊んで引き出しを多くしたいなと思っています。

シングメディアでインターンを考えている人へ

最初は間地さん、杉本さんの下で働くことになると思うんですけど、この二人はちゃんといろいろ教えてくれます。ここは何でこうなっているっていうのも教えてくれるし、息の抜き方も教えてくれるので、ただしんどいだけだと思わないほうがいいです。

あと今後来る人は俺の下で働くこともあると思うんですが、しんどさの共有はできるんで、何でも言ってください。頼ってください。愚痴なら聞くので、助け合いましょう。そして俺に夢を教えてほしいなって思います。

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